久保建英、ミラン移籍実現? イタリア人番記者が太鼓判 「スタメンでプレーできる」
現地のミラン番記者が久保の起用法も分析 代表クラス2人と一緒に「中盤のスタメン」
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英の去就が注目されるなか、新天地候補としてイタリアの名門ACミランが浮上した。イタリアのテレビ局「7ゴールドTV」でミランの番記者を務めるパオロ・ヴィンチ氏を直撃。久保の移籍について「実現の可能性はある」と指摘しつつ、2選手らと「レギュラーでプレーする」と太鼓判を押している。
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2019年夏にFC東京から名門レアル・マドリードに完全移籍した久保は、シーズン開幕直後にマジョルカへの1年間のレンタル移籍が決定。今季ここまでリーグ戦24試合で3ゴール2アシストの結果を残している。
現在、18歳の日本人アタッカーを巡って争奪戦の様相を呈しており、スペインのレアル・ソシエダとベティス、フランスの名門パリ・サンジェルマン(PSG)が新天地候補に挙がる。そのなかで新たに報じられたのがミランだ。
ミラン番記者のヴィンチ氏は、久保の移籍について「実現の可能性はあると思う。来季はラルフ・ラングニック監督になるとすれば、20~22歳ぐらいの選手を活躍させる構想を持っているから。久保獲得の可能性はある」と指摘。ミランは次期監督として、ドイツの名将ラルフ・ラングニック氏の就任が濃厚と見られており、若手を積極的に登用する構想のようだ。
「新型コロナウイルスの影響で、各チームはあまり補強にお金をかけず、選手のトレードをすると思う。久保はレンタル移籍で、完全移籍のオプション付きという形が可能ではないかと考える」
久保の起用法に関して「ベナセル、チャルハノールと、中盤のスタメンでプレーできると思う」と分析するヴィンチ氏。アルジェリア代表MFイスマエル・ベナセル、トルコ代表MFハカン・チャルハノールらと共演する姿をすでにイメージしているという。
ヴィンチ氏にとって、久保は“スタメン級”と言える存在のようだ。そのプレースタイルや能力を踏まえつつ、「レギュラーでプレーするだろう」と言及しており、久保の活躍に太鼓判を押している。
倉石千種
くらいし・ちぐさ/1990年よりイタリア在住。1998年に中田英寿がペルージャに移籍した時からセリエAやイタリア代表、W杯、CLをはじめ、中村俊輔、本田圭佑、長友佑都、吉田麻也、冨安健洋など日本人選手も取材。バッジョ、デル・ピエロ、トッティ、インザーギ、カカ、シェフチェンコなどビッグプレーヤーのインタビューも数多く手掛ける。サッカーのほか、水泳、スケート、テニスなど幅広く取材し、俳優ジョルジョ・アルベルタッツィ、女優イザベル・ユペール、監督ジュゼッペ・トルナトーレのインタビューも行った。