ブラジル代表のスコラーリ監督が報道陣と壮絶な舌戦を展開 「地獄に落ちろ」と罵倒
指揮官はコロンビア戦前の公式記者会見で、信頼する一部の記者のみとコミュニケーションを取っている現状を指摘されると、憤怒のあまりにこう言い放った。
「何で誰彼かまわずに話さなければいけないのか。招待もされてない輩に……。もしかすると、私は君たちのことがそこまで好きではないのかもしれない。人間は嫉妬深くあってはならない。好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いだ。それが気に入らなければ、地獄に行け!」
それはあまりにも悪辣な言葉だった。これまでメディアからはPK戦まで突入した決勝トーナメント初戦チリ戦での薄氷を踏むような勝利、そして、熱戦の中での選手の感極まる姿に関して批判を受けており、指揮官の怒りは大きかったようだ。
「我々は優勝カップに片手をかけているか? もちろんだ。7段にわたる階段の5段目まで来ている。サポーターはそれ以外に何も求めていない。我々が優勝したいと願い、いかに優勝するかを語ってもらいたがっている。それ以外にない」
優勝請負人としてのプレッシャーは想像を絶するものであろう。今大会随一のカウンターの鋭さを誇るコロンビア相手に、指揮官自身が泰然自若とした構えでない現状はかなり気がかりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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