横浜FMの“ペップ化”に英誌注目 湘南戦の1点目では「マンCのようにボールを動かした」
4-4の打ち合いとなった湘南戦、パス17本をつないで決めた1点目に脚光
J1の横浜F・マリノスは21日、リーグ第9節で湘南ベルマーレと対戦し、前半で3-4と点の取り合いとなった一戦を最終的に4-4のドローで終え、勝ち点1を手にした。そんななか、この試合で見せた横浜FMのサッカーを、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が「ジョゼップ・グアルディオラ監督に続くクラブだ」と伝えた。
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横浜FMと湘南の一戦は壮絶な打ち合いとなった。前半8分に湘南のFWアレン・ステバノヴィッチのクロスがオウンゴールを誘い先制点を許した横浜FMは、同27分にウーゴ・ヴィエイラのゴールで1-1に追いつく。しかし、その1分後に湘南のMF菊地俊介のロングシュートで勝ち越されると、同41分にもアレン・ステバノヴィッチに決められリードを2点に広げられた。
だが、横浜FMは前半のうちに猛反撃。同44分、ウーゴ・ヴィエイラが1分間で2得点を奪ってハットトリックを達成し再び同点に。その後は両者が1点を取り合い、4-4のドロー決着となった。
この試合のなかで、注目点として英誌「フォー・フォー・トゥー」に取り上げられたのが、横浜FMの1点目のシーンだ。相手のプレッシャーがかかるなか、横浜FMは自陣から丁寧にボールを動かして前進していくと、最終的には17本のパスを通し、ウーゴ・ヴィエイラの個の力から得点が生まれた。その一連の流れについて、同誌は「マンチェスター・シティのようにボールを動かした」と称賛。指揮官であるアンジェ・ポステコグルー監督を喜ばせるゴールだったと伝えている。
最後には「楽しい」と表現された横浜FMのサッカー。9節終了時点で15位と苦しんでいるが、魅惑の“ペップスタイル”を貫き上位に進出できるだろうか。