日本代表GK川島が華麗な“バイシクル弾被害” 20歳MFのゴラッソに喝采「驚異的だ」
カーンのMFドゥマンゲにバイシクルシュートで同点弾を許す
フランス・リーグアンで最下位に沈むメスの日本代表GK川島永嗣は、現地時間21日に行われたリーグ第34節の本拠地カーン戦に先発出場。1-0で迎えた後半28分に相手MFにゴラッソを叩き込まれ、試合は1-1の引き分けに終わった。
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スコアレスのまま推移したゲームは、終盤に大きく動く。後半26分にメスがオウンゴールで先制すると、そのわずか2分後にカーンに同点ゴールが生まれた。右サイド深い位置からのクロスボールを、FWロニー・ロドランが相手と競り合いながらヘディングで折り返す。フワリと空中に浮かんだボールを、エリア内で待ち構えたMFジェシー・ドゥマンゲは、ゴールに背を向けた状態から体を斜めに倒し、左足でバイシクルシュートを選択。至近距離からの強烈な一撃に川島は反応しきれず、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。
今季リーグアンデビューを果たしたばかりの20歳MFによるアクロバティックな一撃を、カーン公式ツイッターは「なんてゴーーールだ、ジェシー・ドゥマンゲ。6メートルの位置から見事なバイシクルシュートでカワシマを欺く」と速報。リーグアン公式ツイッターも「若いジェシー・ドゥマンゲの驚異的な同点弾」と伝えた。
その衝撃は世界を駆け巡り、ペルー紙「エル・コメルシオ」は「世界を驚かせるフランス・リーグアンのシザース弾」、海外スポーツメディア「BeSoccer」は「ドゥマンゲが素晴らしいバイシクルシュートによる同点弾を決めた。おそらく第34節のベストゴールだ」と紹介した。
1部残留に向けて厳しい戦いを強いられている川島が所属するメスだが、若きアタッカーにゴラッソを許して1-1のドローに持ち込まれ、勝ち点1を上積みするにとどまった。2部とのプレーオフに回る18位と勝ち点3差、残留圏内の17位とは同7差。残り4試合で自動降格圏を脱出できるだろうか。