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「サッカーができる女優」が描く未来 “神スイング”のような強みを手にするために…
【眞嶋優インタビュー|Part 3】強みを掛け算できる女優へ
【Part 1】「20歳の女優」はなぜボールを蹴るのか? 子役であり“サッカー少女”としても輝いた日々
【Part 2】「20歳の女優」がリフティング動画に目覚めた理由 「やっぱり見ていると自分が…」
YouTubeで公開したフリースタイルフットボールの動画が「上手すぎる」と話題になった女優・眞嶋優さん。映画への出演などの活動の傍らで、横浜FCの応援リポーターとして活躍するなどサッカー界とのつながりも深くなっている。
トーヨータイヤのテレビCM「AC Milan in Japanimation」で女子高生役を演じたり、人気アーティスト「Little Glee Monster」の最新曲「ギュッと」のミュージックビデオに出演するなど活躍の幅を広げ、注目を集めている。
「サッカーができる女優」を目指す彼女に、今後の目標を聞いてみた。
◇ ◇ ◇
――サッカーを始めた経緯などを伺ってきましたが、「女優・眞嶋優」としてのお話を聞かせてもらえればと思います。5歳で子役デビューをして、芸歴はもう15年になりますね。
「はい。そう考えると長いですね。最近はやっとスタートラインに立てたという気もしています。お芝居だけの力でやっていくのは難しい世界ということは理解しているつもりです。だからこそ、サッカーのようにプラスアルファを持っているのはいいことだと思えています」
――確かに今の時代は、強みを掛け算するということは重要ですよね。
「そうですね。例えば稲村亜美さんもバッティングが凄いということで、注目されましたよね。そういう何か強みがないと生き残るのは厳しい世界なので、完璧に自分の武器とするためにはもっともっと磨いていかないといけないと思っています」
――動画を見ていてもそうですし、こうして実際にお話しても「明るくて元気」という印象を受けますが、女優としてはどのような役を演じてみたいと思っていますか?
「芝居では割と狂気的な役とか、普段のこの明るい感じではなくて、裏のある謎めいた役をやってみたいと思っています。私、『ヒミズ(※1)』という映画が大好きなんです。そのメイキング動画を見て『これは凄い!』と思って、二階堂ふみさんにハマりました。なので、二階堂さんが所属している今の事務所に応募しました。他にも作品では『誰も知らない(※2)』、女優さんでは橋本愛さんも好きです。ああいう影のある女優さんになりたいなと思っています」
※1…園子温監督。染谷将太、二階堂ふみなどが出演。
※2…是枝裕和監督。柳楽優弥などが出演。
――実際にお会いして受ける印象とは違い、意外な答えでした(笑)。
「子役の時も病気で亡くなる役だったり超能力を持っている子、宗教団体に入れられる子の役を経験しました。芝居の世界では普段の自分とは違う、ちょっと変わった役を演じていきたいです。少し暗い映画が好きなんです。私はこう見えて一人でなんでもできちゃうタイプで、映画はもちろん、ご飯も旅行も一人で行けちゃうんです(笑)」