日本代表DF吉田も餌食 チェルシーFWジルーの“5人抜き弾”に称賛「スーパーマン」
FAカップ準決勝、後半開始28秒に巧みなステップから先制弾をマーク
チェルシーは現地時間22日、FAカップ準決勝で日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンと対戦。後半に2ゴールを挙げて2年連続で決勝に駒を進めたが、突破口を切り開いたのがフランス代表FWオリビエ・ジルーだった。巧みなステップからGKを含む相手選手5人をかわして先制弾をもたらし、「ジルーという名のスーパーマン」「スラロームスキーヤー」と話題になっている。
チェルシーは前半、敵陣に攻め込みながら仕留め切れず、お互いにスコアレスのまま後半へ。試合は開始直後に動いた。
スペイン代表MFセスク・ファブレガスが前線へロングフィードを送り、ベルギー代表MFエデン・アザールが空中での絶妙なトラップから着地と同時に中央へ走り込んできたジルーにパス。ここからフランス代表アタッカーの独壇場となった
ジルーは右側からスライディングタックルを仕掛けてきたサウサンプトンのガボン代表MFマリオ・ルミナと吉田を左足インサイドの切り返しでかわすと、今度はカバーに来たポルトガル代表DFセドリク・ソアレスに対して左への切り返しで突破。最後はイングランド代表GKアレックス・マッカーシー、ポーランド代表DFヤン・ベドナレクが迫るなか、バランスを崩しながら右足アウトサイドでボールをミートし、ゴールに流し込んだ。