元英国代表FWも“エジプト王”絶賛 リバプールFWサラーがPFA年間最優秀選手賞
クロップ監督の下で大ブレイク! 3月には1試合4ゴールの離れ業
エジプト生まれのアタッカーが、プレミアリーグ最高の選手に選出された。PFA(イングランドサッカー選手協会)の年間最優秀選手賞が現地時間22日に発表され、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが初受賞した。
サラーは2014年から2シーズンにわたってチェルシーに所属したものの鳴かず飛ばずだったが、セリエAに活躍の場を移し、昨シーズンはローマで19ゴール。その実績を買われてリバプールに加入すると、ユルゲン・クロップ監督の下で大ブレイク。ゴール量産体制に入っている。プレミアリーグ第33節終了時点で挙げたゴール数は「31」にのぼり、3月のワトフォード戦では1試合4ゴールの離れ業を演じた。
PAF年間最優秀選手はリーグ優勝を果たしたマンチェスター・シティの司令塔、ベルギー代表MFケビン・デブライネとの一騎打ちと見られたが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でそのシティを撃破し、サラーが2試合2得点と結果を残したことも決め手の一つとなったようだ。
英公共放送「BBC」調べのデータによると、ゴール数だけでなく9アシスト、チャンスクリエイト数57など攻撃の軸として幅広い活躍を見せている。また同局の解説を務める元イングランド代表FWアラン・シアラーはこのようにも絶賛している。
「彼がボールに触れれば全てゴールネットへと収まるような気がするし、ピッチの外へと去ってほしくないと感じさせる一人だ。ストライカーとして、そう思われることは素晴らしい気分だと思うよ」
プレミア1年目での大活躍で、サラーは欧州リーグの得点王に与えられるゴールデンシューも視界に捉えている。6月のロシア・ワールドカップ(W杯)にも出場するエジプトの“キング”として、今夏も存在感を放ちそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)