サウサンプトン、FA杯準決勝でチェルシーに敗戦 3CBの中央で奮闘の吉田は“平均点”
ジルー、モラタのゴールでチェルシーが2-0勝利、吉田は3CBの中央で出場
6季ぶりの戴冠に向けて“ブルーズ”が勝負強さを見せた。
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FAカップ準決勝が現地時間22日にウェンブリーで行われ、チェルシーが日本代表DF吉田麻也擁するサウサンプトン相手に2-0で勝利を収めた。準優勝に終わった昨季に続いて2年連続で決勝進出を果たした。
スペイン代表FWアルバロ・モラタをベンチスタートとし、フランス代表FWオリビエ・ジルーをスタメンに起用したチェルシー。出場停止のスペイン代表DFマルコス・アロンソ、負傷中のベルギー代表GKティボー・クルトワ以外はベストメンバーを揃えた。
一方、リーグ戦で降格圏にサウサンプトンは日本代表DF吉田を3バックの中央に配する3-5-2システムを採用。今月14日に行われたリーグ戦では2点リードから2-3とまさかの逆転負けを喫した相手にリベンジを挑んだ
試合が動いたのは後半開始早々だった。スペイン代表MFセスク・ファブレガスの浮き球パスをコントロールしたベルギー代表MFエデン・アザールが繋いでジルーがゴール前へ飛び込む。フランス代表ストライカーのカバーに戻った吉田ら3選手のプレッシャーをかいくぐり、倒れ込みながら右足でゴールネットを揺らした。
1-0のまま試合は進み、迎えた後半37分にはジルーと交代でピッチに立った直後のモラタがDFセサル・アスピリクエタからのクロスをヘディングで合わせて追加点が決まった。
その直後にサウサンプトンはFWチャーリー・オースティンのシュートがポストを叩く惜しいシーンもあったがゴールは奪えなかった。2-0で勝利したチェルシーが2年連続の決勝へ進出を果たし、マンチェスター・ユナイテッドとタイトルを争うことになった。
これに対し、昨季はリーグカップで決勝進出を果たして準優勝に終わったサウサンプトンは惜しくも4強で敗退。カップ戦タイトルはまたも夢物語に終わった。今季はプレミアリーグ残留のために残りの力を全て注ぐことになる。
3CBの中央で奮闘した吉田だが、英衛星放送「スカイ・スポーツ」、英紙「デイリー・メール」と大手メディアの採点でいずれも6点と平均的な評価に終わった。