内田篤人、日本代表の西野監督視察に本音吐露 「意識はしているけど…」
川崎対鹿島戦を西野新監督が視察、1-4惨敗で内田は途中交代「俺は90分行きたかった」
J1鹿島アントラーズは21日のリーグ第9節、敵地川崎フロンターレ戦で1-4と惨敗した。日本代表の西野朗新監督が視察に訪れたなか、鹿島の元日本代表DF内田篤人は後半21分までプレー。6月のロシア・ワールドカップ(W杯)に向けて代表メンバー入りの可能性を残すが、代表新監督について「意識はしているけど…」と本音を明かしている。
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右サイドバックで先発した内田は、川崎のMF阿部浩之や日本代表DF車屋紳太郎らと対峙。開始5分に失点した鹿島は後手を踏み続けて苦戦し、最終的に1-4で敗れた。スタンドでは、日本代表の新監督に就任したばかりの西野氏がその様子を観戦していた。
内田も新監督の視察は知っており、代表入りを含めて「意識はしているけど……」と本音を漏らす。しかし、この日は自らをアピールするには難しい展開だった。
「それ以上に難しすぎたね、今日のゲームは」と吐露。「先に点を取られて押し込まれてしまい、こういう展開になるとイケイケじゃないけど、阿部選手と車屋選手も自由に動けてしまう」と振り返っている。
さらに内田は後半21分に途中交代しており、「俺は90分行きたかったんだけどね」と不完全燃焼に終わったようだ。口惜しさを醸し出しながら、「こういう展開になっちゃうと、サイドバックっていうのはFWみたいに頑張れない」と続け、「サイドバックって地味なポジションなんですよ。ボランチとかトップ下やってみようかな」と冗談を飛ばして取材陣を笑わせた。
この日は西野新監督へのアピールに失敗した形の内田だが、「体的には90分行けた」とコンディション面での不安はないという。3月に30歳となった内田はここから巻き返しを図り、まずはFIFAへの提出期限が5月14日となっているW杯予備登録メンバー35人入りを目指す。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)