リーガ初の“日本人対決”はまたもお預け エイバル乾、ヘタフェ柴崎ともに出番なし

柴崎と乾の日本人対決はまたもお預けとなった【写真:Getty Images】
柴崎と乾の日本人対決はまたもお預けとなった【写真:Getty Images】

ベンチスタートの両者に監督から声はかからず ロシアW杯のメンバー入りに向けて懸念

 リーガ・エスパニョーラ1部で初となる“日本人対決”はまたしても実現しなかった。現地時間21日に行われた第34節エイバル対ヘタフェで、エイバルのMF乾貴士とヘタフェのMF柴崎岳はベンチ入りしたものの、ともに出番が巡ってこなかった。試合は1-0でヘタフェが勝利した。

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 両チームは昨年12月9日に行われた第15節に対戦しており、乾と柴崎ともに出場を果たした。しかし乾が後半18分に途中交代し、控えに回った柴崎が同29分に投入されて同時にピッチには立たなかった。エイバルのホーム、イプルアでの今節では、両者ともにベンチスタートでキックオフの笛を聞いた。

 試合は前半23分、ヘタフェが先手を取る。右サイドからのシンプルなクロスを、初先発したDFオリベラが巧みな身のこなしのヘディングでゴール右隅に流し込み、先制に成功。アウェーチームが試合の流れを掌握したままヘタフェが1点リードで前半を折り返した。

 後半に入ると1点を追うエイバルが積極的に交代カードを切るが、声がかかったのはFWシャルレス、DFダルダン、そして後半29分のDFイバン・アレホ。これで乾は今季初となる2試合連続出場なし。また、柴崎も前半終了間際にアップを命じられたものの、リードを守り切るホセ・ボルダラス監督の方針によって3試合連続出番なしとなった。

 乾はベティス移籍報道が起きて以降、ホセ・ルイス・メンディバル監督の序列が下がった感がある。また柴崎もヘタフェがパス成功率を度外視し、肉弾戦重視の戦法を打ち出しているため、出番が巡ってこない。両者ともロシア・ワールドカップ(W杯)の日本代表23人枠の有力候補だけに、出場機会の減少は気になるところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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