南米で衝撃の“造反劇” 首脳陣突き飛ばし&カンフーキックで波紋 「信じられない」
ボリビア1部のナシオナル・ポトシDFチアゴが監督に逆らって“反撃”に出る珍事
南米中部ボリビアの1部リーグで驚きの退場劇が起こった。前半30分過ぎに交代を命じられた選手が、怒りを抑えられず監督に攻撃。コーチにもキックを見舞おうとするなど警察も出動する事態となり、レッドカードで一発退場となった。まさかの“造反劇”に、海外メディアは「我を失ってしまった」と報じるなど波紋を呼んでいる。
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波乱のゲームとなったのは、現地時間16日に行われたリーグ第12節のスポルト・ボーイズ対ナシオナル・ポトシの一戦だ。
0-0で迎えた前半32分、ナシオナル・ポトシのエドガルド・マルヴェスティティ監督はブラジル人MFチアゴ・ドス・サントスに代えてDFエリセオ・デューリーを投入した。しかし、交代に納得のいかないチアゴは、手を差し伸べたデューリーを無視して指揮官のいるテクニカルエリアへ。指差しながら大声を張り上げ、最後に両手で突き飛ばす暴挙に出た。
一触即発の状況にすぐさまベンチのチームメイトが駆け寄り仲裁に入ったが、引き離されてもチアゴの怒りは収まらず。警察も出動して騒然となるなか、今度は制止するコーチに向かって左足でハイキックを繰り出し、手を蹴り飛ばした。これが決定打となり、カルロス・ガルシア主審はチアゴにレッドカードを提示。前半34分に一発退場となり、数的劣勢となったナシオナル・ポトシは後半に4失点を喫して0-4で敗れた。