ベンゲルの愛弟子セスク、“敵地”から恩師に感謝「1日目から信頼を置いてくれた」
アーセナルの宿敵チェルシーに移籍したセスクがインスタグラムで感謝の思いを綴る
プレミアリーグの強豪アーセナルは現地時間20日、アーセン・ベンゲル監督の今季限りでの退任を正式発表。22年の長期政権に幕が下ろされることが決まった。かつてアーセナルで才能を見出され、現在は宿敵チェルシーで活躍する元スペイン代表MFセスク・ファブレガスはインスタグラムで感謝の思いを綴っている。
16歳の時にバルセロナの下部組織からアーセナルに引き抜かれたセスク。フィニッシュに絡む高精度なプレーをベンゲル監督に見出され、クラブ史上2番目に若い21歳でキャプテンにも就任した。
2011年にバルセロナに移籍し、14年にはアーセナルの宿敵チェルシーへ。サポーターからは裏切り者扱いされたが、稀代のプレーメーカーは恩師への感謝の気持ちは忘れていなかった。
「ワオ。自分は(退団を)予想していなかったけれど、偉大な尊厳と一流の品格を示している。彼の指導とサポート、保護、師弟関係を僕は絶対に忘れない。彼は会った一日目から僕に信頼を置いてくれた。彼には多大な恩義がある。自分にとっては父親のような存在で、最高の存在になるために押し上げてくれた」
8年間アーセナルの司令塔として君臨したセスクはインスタグラムで、10代の自分がベンゲル監督に指導を受ける写真とともに感謝の思いをしたため、自ら幕を引いた去り際を「一流」と称賛している。
「アーセン、あなたには世界中から全ての尊敬と祝福がふさわしい」
アーセナルファンから批判を浴びることの多かったベンゲル監督だが、セスクは世間にリスペクトを要求。敵地スタンフォードブリッジに身を置きながらも、かつての恩師を称えたセスクに対し、ファンも「アーセナルに戻ってきてくれ」と歓迎の声を上げていた。
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