アジア杯連覇のなでしこJ、英紙も高評価 名指しで称賛した日本の3選手とは?
攻守の要について言及…豪州のキーマンを封じた熊谷と市瀬
なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間20日、ヨルダンで行われた女子アジアカップ決勝オーストラリア戦で1-0の勝利を飾り、大会2連覇を飾った。“なでしこ復権”を印象づける優勝となったが、英紙「ガーディアン」もこの一戦を速報で報じ、攻守の要の活躍ぶりを明記している。
日本は立ち上がりからオーストラリアの猛攻に晒され、前半15分にはGK山下杏也加(日テレ・ベレーザ)がPKストップ。後半もペナルティーエリア内に釘付けになった日本だったが、同39分に途中出場のFW横山久美(フランクフルト)が鮮やかなミドルを決めて逃げ切った。後半に放ったシュートは1本のみだったが、粘り強く戦うなでしこの勝負強さを見せた90分間となった。
英語圏である同紙は「マチルダス」の愛称で知られるオーストラリア視点からのマッチレポートを掲載。「日本は深い守備ブロックを構築した分、スペースを多く得ることができた」とし、チャンスを数多く作ったことに触れている。しかし個人レベルの局面で見た際、日本のセンターバックコンビがオーストラリアのキーマンを抑えたと見ているようだ。
「(オーストラリアのアタッカーである)サマンサ・カーは、サキ・クマガイ(熊谷紗希/リヨン)とナナ・イチセ(市瀬菜々/マイナビベガルタ仙台レディース)が引き締めた最終ラインにあって、スペースを見つけ出すことに苦しんだ」