神戸FWポドルスキ、ベンゲル退任の古巣に提言 「アーセナルにはドイツ人監督が合う」
22年の長期政権に幕を下ろした名将を労う 「ベンゲルこそがアーセナル」
アーセナルは現地時間20日、アーセン・ベンゲル監督の今季限りでの退任を正式発表、22年の長期政権に幕が下ろされることが決まった。かつてアーセナルで背番号9を背負ったヴィッセル神戸FWルーカス・ポドルスキは、「ベンゲルこそがアーセナル」とかつての恩師の功績を称えつつ、後継者には同胞のドイツ人監督を推薦しているが、その理由とは――。ドイツ紙「ディ・ヴェルト」が報じている。
2012-13シーズンにケルンからアーセナルに加入し、2年半所属したポドルスキにとって名将の退団は想定内だったという。
「まったく僕にとっては驚きではない。彼が退団することはすでに示唆されていた。いずれにしても残念だ。クラブにとっては大きなダメージだ。アーセン・ベンゲルこそがガナーズを形作った人間だった。チームをトップクラブに導いたのだ。彼は数多くの最高の選手を育て、クラブが失っていたサッカーの哲学ももたらした。アーセン・ベンゲルこそがアーセナル・ロンドンなんだ。新スタジアム、最高の練習場はすべて彼のおかげ。それ以上のものだよ」
在任期間中に自前のエミレーツ・スタジアムを建設。超緊縮財政で黒字化に成功した経営手腕も、ポドルスキは高く評価していた。