なでしこ横山、優勝決定“弾丸ミドル”に豪州OGも脱帽 「あの一撃は忘れがたい」

鮮やかなミドルを決めて女子アジアカップ2連覇に貢献したFW横山久美【写真:Getty Images】
鮮やかなミドルを決めて女子アジアカップ2連覇に貢献したFW横山久美【写真:Getty Images】

後半39分に2試合連続の決勝弾 豪州代表OGサラ・ウォルシュ氏も日本を称える

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間20日、来年の女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねたAFC女子アジアカップ決勝でオーストラリアと対戦。後半終了間際に途中出場のFW横山久美(フランクフルト)が、鮮やかなミドルを決めて1-0で競り勝ち、2014年大会に続く連覇を成し遂げた。24歳のストライカーが叩き込んだ“優勝決定弾”は、ライバルチームのOG選手に「忘れがたい」と言わしめている。

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 日本はグループリーグ最終戦で1-1の引き分けに終わったオーストラリアと再戦。一進一退の攻防が続くなか、後半39分についに試合が動く。同27分からFW菅澤優衣香(浦和レッズレディース)に代わって途中出場した横山が、ペナルティーエリア手前左で縦パスを受けるとカットインから右足を一閃。2試合連続となる豪快な一撃がゴールに突き刺さり、日本が後半最初のシュートで先制した。

 日本は虎の子の1点を最後まで集中を切らさずに守り切り、1-0で勝利して2大会連続でアジア女王に輝いた。

 横山が今季から所属するドイツのフランクフルトは、クラブ公式ツイッターで「ヤーーーー! なんてクールなの? 私たちのクミがアジアカップ決勝で決勝ゴールを決めた! 私たちのストライカーが日本に2度目の大陸タイトルを与えた。フランクフルトからヨルダンへ最大限の祝福を」とアジア連覇を称えた。

 また、対戦したオーストラリア代表のOGで、2004年アテネ五輪や07年女子W杯にも出場したFWサラ・ウォルシュ氏も、自身のツイッターで「日本おめでとう! 彼女たちはチャンスを生かした。ヨコヤマの一撃は忘れがたい」と印象に残るゴールだったと脱帽している。

 FW岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)とともに、“高倉ジャパン”のエースとして期待される「KUMI YOKOYAMA」の名前が世界に轟く一戦となった。

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