これぞ“なでしこ”の団結力! 豪州の猛攻に耐えアジア杯連覇「24人全員で一つになれた」
なでしこ復権も、世界一を知る熊谷は「このままではW杯を戦えない」
特に後半の日本は、ペナルティーエリア内に最終ラインと中盤の合計8人が入り込んで耐える場面が続いた。それでもゴールを陥落させずに守り切った守備の要である主将の熊谷は、チーム全員の力を強調している。
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「今大会は初戦から簡単な試合ばかりではなかったし、試合を重ねるごとに全員が成長できた。最高の形で終われて良かった。後ろが耐えれば前がやってくれると思っていた。前半はGKのファインセーブにも助けられたけど、しっかり守って(横山)久美が取ってくれた。(国内合宿で離脱したMF中里)優も含めて24人全員でいろいろな立場、出られる選手も出られない選手もいるなかで、全員一つでやってこられた」
熊谷が話したように、今大会では満足な出場機会を得られなかった選手たちも少なからずいた。それでも、勝利のために団結できるのは、日本女子の伝統とも言える。試合に向けた準備を含めた全員サッカーが、アジア女王として乗り込む来年の女子ワールドカップ(W杯)出場権を、そしてアジアカップ連覇を引き寄せた。
それでも2011年のドイツ女子W杯の優勝を経験している熊谷は、「このままではW杯を戦えないので、W杯に向けて良い準備をしたい。まだまだ私たちの戦いは終わっていないので、W杯に向けて個々人も含めて良い準備をしたい」とさらなる成長の必要性を語る。