これぞ“なでしこ”の団結力! 豪州の猛攻に耐えアジア杯連覇「24人全員で一つになれた」
主将DF熊谷、負傷離脱したMF中里を含めたチームの力を強調 「全員が成長できた」
なでしこジャパン(日本女子代表)は、現地時間20日の女子アジアカップ決勝でオーストラリアを1-0で破り、大会2連覇を達成した。決勝ゴールのFW横山久美は「完璧」とゴールを振り返り、主将のDF熊谷紗希は「大会を通してのチームの成長」と語った。
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日本は立ち上がりからオーストラリアの猛攻に晒され、前半15分にはGK山下杏也加のPKストップもあった。後半はペナルティーエリア内に釘付けになったが、同39分に途中出場のFW横山久美が鮮やかなミドルを決めて1-0で勝利。後半の唯一のシュートが決勝点になった。
ゴールを死守した山下は、自身のミスが発端となったPKストップを「自作自演もあった」と照れ笑いしたが、「それで1回止めて、自分も試合を楽しもうと気軽にできました」と精神的にも大きなプレーになったと振り返った。そのPKの直前には2回連続で至近距離からのシュートをストップし、後半もゴール前に入ってくるクロスやロングボールに冷静に対応する守護神ぶりを見せつけた。
そして、決勝ゴールを決めたのは横山だった。90分を通してもほとんどなかった敵陣でのポゼッションで、MF長谷川唯から縦パスが入った瞬間に輝きを見せる。準決勝の中国戦(3-1)でも、途中出場で2得点を決めた殊勲のスーパーサブは、「前回の中国戦で点を取った後にみんなに喜ばれたけど、次が大事だと思っていたので決められて良かった。相手の監督にも警戒されているのが分かっていたけど、結果を出すだけだと思っていた。唯が良いドリブルで相手をかわしてくれて、相手の間を取れていたので、ターンもドリブルも完璧だったと思う」と自画自賛でゴールを振り返った。