ミランCEOがマドリード入り 目当てはレアル指揮官それともストライカー?

正しいルート

 ACミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOが、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督の招聘(しょうへい)話が浮上する中、25日にマドリードへと出発することを明らかにした。
 ミランの強化責任者は、24日のトリノ戦を前に衛星放送「スカイ・イタリア」に登場。「私は明日、マドリードに向かう。そこで私が何をするかは言わない。街には2つの偉大なクラブがあり、偉大な選手を持った友好的なクラブだ」と語っている。
 ミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長は「もしも、レアルが放出するのなら、アンチェロッティはミランに戻ってくる」と発言している。これに対して、ガリアーニCEOは「私は29年間、会長の発言についてコメントしたことはない。今から発言することはない。私はアンチェロッティに会いに行くと言ってはいない。ただ、マドリードに行くと言っただけだ。どうなるか見てみよう。大事なことはミランがかつてのポジションに戻ることだ。順位を見ることは寂しい。我々の目標はミランをイタリアのトップに戻す事。できれば、欧州でもだ」と語った。
 補強候補に挙がっているアトレチコ・マドリードのクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチ、FCポルトのコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスの獲得については「マンジュキッチはマドリードにいて、マルティネスはポルトにいる。だから、これ(マドリード行き)は正しいルートでもある」と語り、強化責任者はストライカー2人に対する興味を否定しなかった。
 アンチェロッティ招聘に向けた直接交渉か、ストライカーの物色か、いずれにしても強化責任者は名門再建に重要な任務を帯びている様子だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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