リーグ優勝4回、FAカップ優勝3回の功績も魅力

　そこで今回、名前が挙がったのがクラブの伝説的MFヴィエラだ。41歳の指揮官は現在、米MLS（メジャーリーグサッカー）のニューヨーク・シティ監督を務めているため、シティ・フットボール・グループと長期的な関係を持っている可能性がある。だが、アーセナルで3度のプレミアリーグ優勝と4度のFAカップ制覇という輝かしい成績を持った彼を任命することになれば、多くのサポーターを興奮させることになるだろうと記事では伝えている。

　ヴィエラ氏が監督になった場合、GKコーチを務める元ドイツ代表GKイェンス・レーマンら多くのコーチ陣のことを知っているため、現在のコーチングスタッフを大幅に変える必要がない。そういった点でもヴィエラ監督の就任はプラスに働く可能性があるだろう。

　ただ、「デイリー・メール」紙はたとえELで敗れたとしてもベンゲル監督が解任されないシナリオもあるとしており、今後も監督問題は大きく揺れ動くことになりそうだ。