本田が語る来季ミラン監督の条件 「世界での勝ち方を知る人間が必須」
「簡単なプロジェクトではない」
「イタリアでは過去4年、ユベントスが勝っている現実がある。しばらくはミランは勝っていない。その意味でこのチームのイタリア人で世界で勝っている、実績のある人間は一人もいない。なおかつイタリア代表も少し低迷しつつある中、イタリア代表の人間も少ない。イタリア代表の中心になっているような選手がおそらくミランには必要だと思う。
何度も言っていますが、簡単なプロジェクトではない。かつていろいろな監督が、アッレグリも調子の悪くなったミランを立て直すことはできなかった。セードルフ、インザーギ、彼らの情熱を持ってしても変えることはできなかった」
現在ユベントスがUEFAチャンピオンズリーグ決勝に進出しているが、イタリア代表とセリエAの国際競争力の低下は近年問題視されている。
イタリア人監督が正解なのか、スペイン人のセビージャのウナイ・エメリ監督のように国外に目を向けるべきなのか。いずれにしても「国際経験」「実績」という点は不可欠だと、1年半ミランで苦闘を続けてきた本田は見ている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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