ミランで輝きを放った“貴公子”カカ、レアル移籍を後悔 「僕は完全なる失敗をした」
母国ブラジルのメディアで語る 「イタリアでは誰もが愛してくれたが…」
元ブラジル代表MFカカが、母国メディア「UOLエスポルチ」のインタビューに応じ、キャリアの中での最大の後悔がレアル・マドリードへの移籍だと吐露している。
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“ブラジルの貴公子”として人気を博したカカは、2003年に母国の名門サンパウロからイタリアの名門ACミランに移籍して、欧州でのキャリアをスタートした。トップ下の位置で自在に動き、時にはストライカーのように得点を重ねる姿はミランサポーターの心をつかんだ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇や、FIFAクラブワールドカップでの優勝といった国際タイトルも手にし、順風満帆なキャリアを歩んでいた。
しかし、カカを襲ったのはピッチ外の要因だった。ミランは財政難に陥り、巨額のオファーを投じたクラブへの放出を検討せざるを得なくなった。08-09シーズンの冬の移籍市場の時点で移籍騒動が巻き起こり、結局は翌シーズンに向けた夏の移籍市場でレアルへの移籍が決まった。
ところが、レアルでカカはミランの時のような活躍ができず、負傷も繰り返してレアルサポーターからは放出を求める声が大きくなる状況となってしまった。カカは当時を振り返り、後悔の念を語っている。
「09年にレアルからのオファーを受けたけれども、ミランで見せたようなプレーはできなかった。僕は完全なる失敗をしたよ。イタリアでは誰もが愛してくれたが、スペインでは誰もが出ていけと言った。そして、ジョゼ・モウリーニョは自分にとっては難しい監督だった。トレーニングで技術的な自信を取り戻すことはできずに終わったし、彼と一緒に仕事をするのは無理だと理解したよ」