“ガラスの天才”ウィルシャー、アーセナル退団を決意か 週給1220万円にサインせず
アカデミー時代を含めて在籍17年目も、より好条件の新天地を求める気配が漂う
アーセナルのイングランド代表MFジャック・ウィルシャーは、今季限りで切れる契約を更新せず、退団する意向を固めたようだ。英紙「デイリー・スター」が報じている。
現在26歳のウィルシャーは、9歳の時にアーセナルのアカデミーに入団。2008-09シーズンに16歳の若さでトップチームに昇格し、08年9月にクラブ史上最年少(16歳256日)でプロデビューすると、同月のシェフィールド・ユナイテッド戦で公式戦初ゴールを記録した。
しかし、その後は度重なる故障に苦しむ日々が続いた。16-17シーズンに期限付き移籍したボーンマスで27試合に出場するも、17年4月に左足腓骨を骨折。今季から再びアーセナルに戻り、今季はここまでリーグ戦19試合でプレーしている。
アカデミー時代を含めて在籍17年目を迎えたウィルシャーに対し、アーセナルは週給8万ポンド(約1220万円)のオファーを出しているようだが、いまだに本人はサインをしていない。記事によれば、ウィルシャーは友人に、シーズン終了前にアーセン・ベンゲル監督からより好条件のオファーが出てくることを期待していないと語っているという。
アーセナルはウィルシャーの故障癖を踏まえ、出場試合数に応じた出来高が含まれる契約を提案するも、本人は移籍した方がより多くの契約金を得られると考えているようで、このたび退団を決意したと見られている。
ウィルシャーは以前から、エバートンが現行契約の切れる今夏の獲得に興味を示していると伝えられてきたが、多くのサポーターから愛されるアーセナルを去ることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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