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「20歳の女優」はなぜボールを蹴るのか? 子役であり“サッカー少女”としても輝いた日々
【眞嶋優インタビュー|Part 1】3歳でボールを蹴り始め、中学で女子サッカー部に入部
【Part 2】「20歳の女優」がリフティング動画に目覚めた理由 「やっぱり見ていると自分が…」
【Part 3】「サッカーができる女優」が描く未来 “神スイング”のような強みを手にするために…
ある日、偶然見つけたYouTubeの動画に目が止まった。
カメラの前に立った女の子がいとも簡単にボールを蹴り上げ、リフティングをして、まるでボールと一緒に踊っているようだった。初めて見た時は、フリースタイルフットボールのパフォーマーなのだと思った。
彼女の名前は眞嶋優といった。調べてみると5歳の頃から子役として活動する女優だった。それにもかかわらず、自身のYouTubeチャンネルでプレー動画を公開している。
彼女はなぜ、今もボールを蹴っているのだろう。「サッカーができる女優」を目指す20歳の足跡を辿る。
◇ ◇ ◇
――眞嶋さんは3歳の時にはボールをすでに蹴っていたと聞きました。そのきっかけは、なんだったのですか?
「もちろん、蹴り始めた記憶はないですけどね(笑)。でも家には、3歳の頃に日本代表のユニフォームを着てボールを蹴っている写真があります。父はバスケットボール、母はエアロビをやっているアクティブな家庭で自然とボールを蹴るようになっていたみたいです。小学校の頃には男の子の中に一人で混じってサッカーをしていました」
――小学校の頃からクラブチームでプレーしていたのですか?
「埼玉に住んでいたのもあって、浦和のハートフル(※)に入っていました。2歳年上の兄がいたので、その手伝いで混ざったりもしていました。小学校6年の時のサッカー大会では、私が熱心だったこともあって周りのみんなも真剣にやってくれて楽しかったです」
※浦和レッズが運営する小学生が対象のサッカースクール。男女問わず参加できる。
――そして、中学校では女子サッカー部に入部されたそうですね。
「はい。中学受験をする時に女子サッカー部があるところを選びました。私の通っていた学校は1部リーグと2部リーグを行ったり来たりするレベルで、部員は中1から中3までで30人くらい。一貫校で中学生、高校生、大学生とみんなが一緒に練習していました。当時はなでしこジャパンがワールドカップで優勝した後で、女子サッカーが盛り上がっている時でした」
――どのポジションでプレーしていたのですか?
「私は右サイドハーフで、ドリブルが好きだったのでサイドを駆け上がってセンタリングを上げたりするプレースタイルでした。ロングシュートとロングパスも得意でしたよ。結構いいところどりをしたいタイプで、ガッツもあったのでゴールに絡みたいって気持ちが強かったです」