“遅咲きの男”C大阪MF福満が偉業 ACL初ゴールで国内全カテゴリーの主要大会“制覇”

C大阪MF福満は、ACL初ゴールで国内全ての主要大会で得点を記録したことになる【写真:Getty Images】
C大阪MF福満は、ACL初ゴールで国内全ての主要大会で得点を記録したことになる【写真:Getty Images】

敵地での広州恒大戦でゴール チームはACL敗退も史上稀に見る得点記録を打ち立てる

 J1セレッソ大阪は17日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終戦で広州恒大(中国)と対戦。運命の一戦に1-3で敗れ、決勝トーナメント進出を争ったブリーラム・ユナイテッド(タイ)が済州ユナイテッドに1-0で勝利したことで3位に転落し、無念の敗退が決まった。今季のアジアでの挑戦に幕を下ろしたC大阪だが、この試合の前半10分に一時同点となるゴールを決めたMF福満隆貴の“偉業”に注目が集まっている。

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 現在26歳の福満は、高校卒業後に九州サッカーリーグ(地域リーグ)に参戦していた専門学校の九州総合スポーツカレッジに入学。卒業後にJFLのHOYO AC ELAN大分(現ヴェルスパ大分)に加入すると、在籍3年目の2014年に得点力が爆発。25試合で13得点と結果を残したことで、翌年からJ3参戦が決まっていたレノファ山口へと移籍した。

 J3初年度から圧倒的な攻撃力でゴールを量産した山口のなかで、福満自身も35試合19得点と結果を残す。そして1年でJ2昇格を果たした後も福満はスタメンを維持し続け、16年シーズンは40試合5得点10アシストの記録を残した。

 そして17年、J1に昇格したC大阪に完全移籍し、カップ戦を主戦場として戦い続け、ルヴァンカップと天皇杯でゴールをマークした。そして今季は開幕戦から先発出場を果たすと、ACLでもメンバー入りし続けて主力の座をキープ。リーグ第7節の川崎フロンターレ戦では、ついにJ1初得点を決めて勝利に貢献した。

 ACL最終節の広州恒大戦で得点したことにより、福満は国内のJ1、J2、J3、JFL、地域リーグに加え、ルヴァンカップ、天皇杯、ACLと全ての主要大会で得点を記録したことになる。チームは広州恒大に敗れてベスト16進出を逃したが、史上稀に見る大記録が打ち立てられた試合になった。

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