リーグ40戦無敗のバルサ、過密日程で“異変” 16年ぶり“生え抜きゼロ”スタメンの珍事
敵地セルタ戦2-2ドロー、バルベルデ監督が大胆なローテーション策を敢行
バルセロナは現地時間17日のリーガ・エスパニョーラ第33節、敵地でのセルタ戦に臨み2-2のドローに終わった。退場者を出した苦しい展開のなかで昨季から続くリーグ戦無敗記録を「40」に伸ばした一方、この日のスタメンに16年ぶりの“異変”があったとスペイン紙「マルカ」が報じている。
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セルタ戦は同14日に行われたバレンシア戦から中2日の開催、今週末にスペイン国王杯決勝が控えていることもあり、エルネスト・バルベルデ監督は大胆なローテーション策を敢行。FWリオネル・メッシやFWルイス・スアレスをベンチ、退団が噂されるMFアンドレス・イニエスタ、そしてDFジェラール・ピケ、MFセルヒオ・ブスケッツをベンチ外とし、スタメンは以下のようになった。
GK:マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン
DF:ネルソン・セメド、リュカ・ディーニュ、ジェリー・ミナ、トーマス・ヴェルメーレン
MF:デニス・スアレス、パウリーニョ、コウチーニョ、アンドレ・ゴメス
FW:パコ・アルカセル、ウスマン・デンベレ
この11人はすべてバルサの「ラ・マシア」、いわゆる下部組織を経験していない選手なのだという。D・スアレスこそバルサBに所属した経験はあるが、育成年代を経験していない。つまり「ホームグロウンプレーヤー」がゼロとなった。これは2002年4月6日以来16年ぶり、バルサの“暗黒期”として知られる時代以来の珍事となった。