なでしこJ牽引の93年組Wエース 中国戦ゴールの岩渕&横山が語った言葉とは?
漂うエースの風格…「自分はゴールという結果を残そうとプレーしている」
一方の横山は、その2年後になる10年のU-17女子W杯に出場すると、準決勝の北朝鮮戦で6人抜きドリブルからゴール。FIFAの年間最優秀ゴールを決めるプスカシュ賞にもノミネートされた。惜しくも決勝で敗れて世界一の座は逃したが、大会6得点を挙げてその存在をアピールした。
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互いにフル代表では、11年の女子W杯で優勝した実績あるメンバーたちの陰に隠れていたが、16年リオデジャネイロ五輪のアジア予選で敗退し、仕切り直しとなった高倉麻子監督の体制ではチームの中心に定着。岩渕は負傷により離脱する時期もあったが、今やダブルエースの風格を漂わせている。
二人の活躍で、日本は大会連覇が懸かったアジア杯決勝へ駒を進めた。相手は現在FIFAランキングでアジア最高の6位オーストラリアだ。岩渕は「(守備陣を中心にした)みんなが頑張ってくれているので、自分はゴールという結果を残そうと思って毎試合プレーしている」とエースの自覚を話し、横山も「前回大会は優勝しているので、必ずまた連続で優勝したい」と連覇を見据えている。
日本女子が世界の頂点へ返り咲くためにも、二人のエースはアジア制覇を自らのゴールで引き寄せられるか。