なでしこJ牽引の93年組Wエース 中国戦ゴールの岩渕&横山が語った言葉とは?

アジアカップ準決勝・中国戦でゴールを挙げた横山(左)と岩渕(右)【写真:Getty Images】
アジアカップ準決勝・中国戦でゴールを挙げた横山(左)と岩渕(右)【写真:Getty Images】

アジア杯準決勝中国戦、岩渕が先制弾 途中出場の横山が2ゴールと活躍

 世代別代表で世界を驚かせてきた二人のアタッカーが、なでしこジャパン(日本女子代表)のエース格として成長を見せている。日本は来年の女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねた17日のAFCアジアカップ準決勝で中国と対戦し、3-1と勝利を収めた。一進一退の展開から貴重な先制点をFW岩渕真奈が奪い、途中出場のFW横山久美は2得点を決める活躍を見せた。

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 互角の展開で先制点を奪い取ったのは、1トップに起用された岩渕だった。前半39分、ペナルティーエリア内の右サイドから跨ぎフェイントで中央にカットインした岩渕は左足を一閃。GKの手を弾き飛ばす豪快な一撃がネットに吸い込まれた。岩渕は「良い形で(MF隅田)凜から縦パスが入り、決めることができたので良かった」と笑顔で振り返った。

 また、後半28分に投入された横山も持ち味を発揮した。同39分にペナルティーエリア内の左サイドから右足で鮮やかなシュートを決めてリードを広げると、同43分には自らのシュートが相手のハンドを誘って得たPKを自ら決めた。横山は1点目のシュートを「得意のコースでしたし、蹴った瞬間に入ると思った」と狙い通りのものだったことを話し、「PKを蹴らせてくれる仲間に感謝して、次の試合も頑張りたい」と力を込めた。

 この二人は、同じ1993年生まれ。早生まれの岩渕が学年では一つ上だが、共に世代別代表で世界を驚かせた存在だ。岩渕は2008年のU-17女子W杯に出場すると、3試合2得点の結果のみならず、卓越したテクニックとドリブルが高く評価され、準々決勝敗退にも関わらず大会MVPにあたるゴールデンボールを受賞した。この時には「リトル・マナ」や「マナドーナ」といった驚きの声が海外メディアにも広がった。

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