なでしこジャパン、アジア杯連覇に王手! エース岩渕、横山のゴールで中国に3-1勝利
オーストラリア戦からスタメン5人を入れ替え、システムも4-2-3-1に変更
アジア連覇へ向け、エースの一撃が決勝への道を切り開いた。なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間17日、来年の女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねたAFCアジアカップ準決勝で中国と対戦し、FW岩渕真奈の強烈な左足シュートで先制すると後半にも2点を追加して3-1と勝利し、決勝進出を決めた。
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グループステージでB組を2位で通過し、W杯への出場権を手にした日本にとって、残すターゲットは大会連覇となるアジア制覇となった。この日はGKに池田咲紀子を起用するなど13日のグループステージ最終節オーストラリア戦(1-1)から5人のスタメンを入れ替え、システムも4-2-3-1に変更。岩渕をワントップに据え、得点源としての期待を懸けた。
その日本は前半から中国と一進一退の試合を繰り広げた。双方ともに攻撃に出る意欲はありつつも最終ラインを完全に突破するには至らず、まさに互角の展開で時間が過ぎた。
そのなかで、試合を動かしたのは日本のエースだった。前半39分、ペナルティーエリア内の右サイドから跨ぎフェイントで中央にカットインした岩渕が左足を一閃。GKの手を弾き飛ばす豪快な一撃がネットに吸い込まれ、日本は待望の先制点を得て1-0とリードしてハーフタイムに突入した。
後半に入ると、前半に比べれば日本が落ち着いてポゼッションする時間も増えていった。そして日本の決定機は同20分、右サイドバックのDF清水梨紗を起点に、ペナルティーエリア内まで入り込んだMF宇津木瑠美、岩渕と流れるようにパスが動き、岩渕のラストパスはゴール正面やや左サイドの絶好のポジションで待ち受けたMF長谷川唯へ。しかし、長谷川の狙いすました右足シュートは枠外に外れ、絶好の追加点のチャンスを逃してしまった。