移籍志願のフンメルスがマンUのオファーを断った理由

ツォルク氏が説得

 
 ドルトムントのDFマッツ・フンメルスが、マンチェスター・ユナイテッド移籍からドルトムント残留に心変わりした理由を英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
  フンメルスは、2012年シーズンと、今季開幕前の2度に渡ってマンUからのオファーを固辞したと伝えられてきた。だが、今季途中、チームが大不振に陥っ たこともあり、本人も国外への移籍を望む意向を明言。これを受けて再びマンUが、3度目のオファーに動こうとしていた。
 しかし、バレンシアDFニコラス・オタメンディや、フィオレンティーナDFステファン・サビッチらの動向も追っていたことで、正式オファーをいったん保留した。
 しかし、その保留がマンUにとって大きな痛手となった。フンメルスが退団の意思表明をしてからマンUが正式オファーを出すまでの期間に、スポーツ・ディレクターのミハエル・ツォルク氏がフンメルスの説得にあたっていたという。
「マッツが自身の将来について考えていたことはとても有意義なことだ。しかし、私はいつも彼と歩く未来を考えており、それを伝えてきた」
 フンメルスは、マンUが迅速に自身に正式オファーを提示してこなかったことで、オールド・トラッフォードでの未来に不安を抱いていたという。ツォルク氏は、そんなフンメルスに真摯に向き合ったことで、ドルトムント残留に気持ちを傾かせたようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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