19歳MF堂安、名手ロッベン“比肩弾” フローニンゲンの歴史に名を刻む活躍に脚光
今季リーグ戦得点数を8に伸ばし、ロッベンと並ぶクラブ史上3位に浮上
オランダ1部フローニンゲンのMF堂安律は、現地時間15日のエールディビジ第31節のローダ戦にスタメン出場。先制ゴールを決めるなど、2-1の勝利に貢献した。10代にしてリーグ通算8得点は元オランダ代表MFアリエン・ロッベン(現バイエルン)と同じクラブ史上3番目に相当する数値。オランダ専門誌も「ドウアンがロッベンに並ぶ」と伝えている。
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13試合連続で先発出場の堂安は前半15分、ペナルティーエリア右でDFデヨファイシオ・ゼーファイクからの横パスを受けると、トラップから小刻みなボールタッチでカットインしてすかさず左足を一閃。ペナルティーアーク横から放った低弾道のシュートは、相手GKの前でワンバウンドして鮮やかにゴールネットを揺らし、チームに貴重な先制点をもたらした。
後半4分にMFイェスベル・ドロストのゴールで追加点を奪ったフローニンゲンは、同25分に1点を返されるも、リードを守って2-1で勝利。勝ち点を33に伸ばして13位に浮上した。
19歳の堂安は今季リーグ戦得点数を8に伸ばしたが、データ分析会社「オプタ」によると、フローニンゲンに所属した10代の選手で8ゴール以上を挙げているのはわずか三人。公式ツイッターではロッベン、FWリハイロ・ジブコヴィッチ(現オーステンデ)、DFロナルド・クーマン(現オランダ代表監督)の名前を上げ、「impact」(衝撃)と綴っている。
また、オランダのサッカー専門誌「Voetbal International」は「ドウアンがロッベンに並ぶ」と見出しを打ち、「リツ・ドウアンは今季8ゴール目を挙げた。フローニンゲンのために10代でそれ以上の得点を挙げているのは、ロナルド・クーマン(30)とリハイロ・ジブコヴィッチ(10)だけだ(アリエン・ロッベンは8)」と言及。堂安の活躍により、フローニンゲンがエールディビジでローダ戦初のホーム3連勝を飾ったことを紹介している。
海外挑戦1年目ながら、チームの中心選手として攻撃を牽引する堂安。まずは“ロッベン超え”とシーズン二桁得点達成でルーキーイヤーに華を添えたいところだ。