モウリーニョ体制の勝率71.9％に匹敵

　就任からの戦績を勝率にすると71.4％となるが、これはかつての名指揮官と比べても遜色ない数字だ。自身が現役を過ごした頃の「銀河系軍団」を指揮したビセンテ・デル・ボスケ体制が54.5％、そしてジョゼ・モウリーニョ（現マンチェスター・ユナイテッド監督）体制時が71.9％だったことを踏まえれば、ジダン監督も“勝てる指揮官”との評価を与えていいだろう。

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　ジダン監督はマラガ戦ではポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、ウェールズ代表FWギャレス・ベイル、クロアチア代表MFルカ・モドリッチをベンチ外にするなど、就任以来貫いているローテーション策を講じて勝利を得た。

　今季限りでの退任が噂されるなど常勝を義務づけられるレアルでの指揮の難しさはあれど、1勝1勝の積み重ねがあったからこその100勝と言えるだろう。