興梠がヘディング弾2発! 大槻“暫定政権”の浦和、清水を2-1で破りリーグ3連勝
浦和の鮮やかなパスワークが復活、エースの2ゴールで逃げきる
浦和レッズがリーグ3連勝と、完全に勢いを取り戻した。15日のリーグ第8節、清水エスパルスをホームに迎えた一戦で浦和はエースFW興梠慎三の2ゴールで2-1の勝利を収め、大槻毅暫定監督の体制になってからリーグ3連勝とした。
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浦和は前節のヴィッセル神戸戦に引き続き、ユースから昇格したルーキーのMF橋岡大樹を右ウイングバックのスタメンに起用した。その浦和は前半15分過ぎにDFマウリシオが足の負傷を訴え、DF岩波拓也と同20分で交代となるアクシデントがあったものの、鮮やかなパスワークが復活して清水を押し込んでいった。
それが実ったのは同23分だった。中央に相手を引きつけてスペースの広がった左サイドに展開すると、MF菊池大介がダイレクトで入れた左足クロスは走り込んだ興梠の頭にピタリ。鮮やかなヘディングシュートが決まって浦和が先制した。
さらに同29分、右サイドのハーフウェーライン付近で縦パスを受けた橋岡が相手との駆け引きでターンに成功して前を向くと、一気にドリブルで進出。その間に中央に走り込んだ興梠は走るコースを変えながらマークを外し、そこに橋岡からのクロスが届くとヘディングで流し込んだ。興梠はこの日2点目で、昨季にはハットトリックを達成した相性の良い清水に対しての連続ゴールで、2-0とリードしてハーフタイムを迎えた。
後半に入ると清水も反撃に出た。同9分、左サイドからのクロスを長身FWクリスランがファーサイドで中央に折り返すと、逆サイドから走り込んできたMF金子翔太が詰めて1点を返した。その後は清水がボールを持ちながら、浦和はカウンターで脅威を与えるという構図のゲームになった。
清水はFWミッチェル・デュークも投入して“ツインタワー”としたが、シンプルにその2枚を使うのではなく細かくつなぐ攻撃が目立ち、浦和を崩し切れず。このまま浦和が1点差を守りきって2-1で勝利し、リーグ3連勝を達成。大槻暫定監督の体制になって以来、ルヴァン杯を含めて無敗を続けている。
(FOOTBALL ZONE編集部)