ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長が、今季限りでレアル・マドリードを退団する可能性の高いカルロ・アンチェロッティ監督招聘(しょうへい)に向けて、直接電話交渉をスタートさせたことが明らかになった。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「ミランの転換期、シルビオはカルレット(アンチェロッティの愛称)を呼ぶ」と報じている。 アンチェロッティ監督は昨季、レアルでUEFAチャンピオンズリーグにおけるクラブ史上10度目の優勝となる「デシマ」と国王杯優勝を果たした。だが、今季はFIFAクラブW杯で優勝したのみで主要なタイトルを逃した。 そのため、契約期間をあと1年残してレアル退任の可能性が高まっている。 かつてミランでCLを2度優勝するなど、黄金期を築いた。そのイタリア人指揮官を再登板させるため、ベルルスコーニ会長は全力モード。電話で早くも勧誘を始めたという。名物オーナーは名将に3年契約を提示し、国際競争力を取り戻そうとしている。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images