元英代表DFロドリゲス、差別問題の事実は実証されず 元同僚の吉田も証人の一人に
今年1月にDFボングに対して人種差別的、侮辱的言動があった疑いで調査を受ける
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)の元イングランド代表FWジェイ・ロドリゲスは、今年1月のブライトン戦でカメルーン代表DFガエタン・ボングに対して人種差別的発言をしたとして、イングランドサッカー協会(FA)から調査を受けていた。この一件で、ロドリゲスの元同僚である日本代表DF吉田麻也も証人の一人になっているという。英公共放送「BBC」などが報じた。
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ボングはロドリゲスから「お前は黒人で臭い」と暴言を吐かれた上に、鼻をつまんで追い払うようなジェスチャーをされたと主張。人種差別的、かつ侮辱的言動があった疑いがあるとしてFAは調査を進めていた。
これに対し、ロドリゲスはボングからの主張は事実に反すると否定していた。FAの調査では読唇術の専門家を招いて検証を行ったが、ボングの主張するような発言があったことは確認できず。この件は立証できなかったとFAが発表した。
公聴会では、ロドリゲスの性格証拠として元同僚など11選手から声明とレターが提出された。そこにはサウサンプトン時代の同僚だった吉田や、現トットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督、アイルランド代表FWシェーン・ロング、イングランド代表MFアダム・ララーナらの名前が含まれていたという。
被害を主張していたボングは「とても残念。僕がフィールド上で(ロドリゲスの発言を)聞いたことは確かなこと」だと語り、FAの発表に肩を落とした。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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