米MLSクラブも参加! ゼストFCによる「プロサッカー合同セレクション」が6月にサンディエゴで開催
MLSの“二大双璧”であるLAギャラクシーとサウンダーズも参加
米国4部USL PDLに所属するサンディエゴゼストFC(以下ゼスト)は、来る6月に米1部メジャーリーグサッカー(MLS)や2部ユナイテッドサッカーリーグ(USL)に所属するクラブを招聘したプロサッカー合同セレクションを開催する。
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会場には、各クラブからコーチやスカウトが出席し、参加者の能力を直接見極める。セレクションの会場となるのは、サンディエゴ郡カールスバッド市に位置し、ゼストが練習場として使用するポインセチア・パーク。サンディエゴ郡におけるプロサッカー合同セレクションの開催は、今回が史上初となる。
セレクションの参加クラブには錚々たる顔ぶれが並んだ。注目すべきは、MLSの二大双璧とも言えるロサンゼルス・ギャラクシーとシアトル・サウンダーズFCだ。LAギャラクシーは、1995年のMLS創設時からリーグに加盟している数少ないクラブの一つ。過去には元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムを獲得し、一躍その名を世界に轟かせた。近年までは、アメリカサッカーを長年に渡り牽引したランドン・ドノバンも在籍しており、国内のサッカーファンからは根強い支持を受けている。
一方のサウンダーズは、2007年に創設したクラブであり、まだクラブとしての歴史は浅い。とはいえ、クラブの共同オーナーには、あのビル・ゲイツ氏とともにマイクロソフト社を立ち上げたアレン・ポール氏が就任しており、潤沢な資金は他クラブが羨むほどだ。その財力もあり、サウンダーズのホームゲームにおける1試合あたりの平均観客動員数は、12年から安定して4万人を超えている。07年に30億円のフランチャイズ費と引き換えにMLSへの加盟権を得たサウンダーズだが、アメリカの経済誌「フォーブス」が毎年発表するMLS所属クラブの資産価値によると、17年時点でのサウンダーズの資産価値は295億円にまで高騰している。10年も経たぬ間にクラブ価値を約10倍にまで引き上げたサウンダーズは、MLSで最も成長著しいクラブである。