「なぜ彼はベンチが多いのか?」 記者からの懐疑的な質問に“モウリーニョ節”で反論
モウリーニョ監督が記者会見で来季CF補強の可能性を否定
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、ベルギー代表FWロメル・ルカクとポジションを争うストライカー補強の可能性を否定した。記者会見では質問に対し、らしさ全開のモウリーニョ節を炸裂させる一幕もあった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
今季のユナイテッドでセンターフォワードのポジションは、新加入のルカクが不動の存在として君臨。プレミアリーグでは32試合中31試合に先発起用され、欠場したのは第22節(1月1日)のエバートン戦のみと、ポジション争いのライバル不在という状況が続いている。
現地時間15日のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦に向けた記者会見では、報道陣からモウリーニョ監督に対して来季ルカクと争うストライカー獲得を望んでいるのか、との質問が飛んだ。しかし指揮官は「そんなことはない」と真っ向から否定。戦力は揃っていると語っている。
「もし彼に新たな競争を与えれば、他の選手にも競争をもたらすことになる。そうなれば、その他の彼らもプレーできずにハッピーではなくなるだろう。そうなれば、私は選手を減らすために彼らをどこかへ追い払わなくてはならない」
モウリーニョ監督が語った「その他の選手」にあたるのは、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードやフランス代表FWアンソニー・マルシアルといった若手選手だろう。とりわけラッシュフォードはモウリーニョ監督からの信頼も厚く、今季も公式戦43試合に出場して12得点。先発出場は20試合にとどまるが、スーパーサブとしての役割をきっちりと果たしている。
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