ハリル前監督、電撃解任&過剰取材に仏メディア同情 「残酷な追放」「ハントされた」
仏国営放送「フランス3」が自宅に貼り込む報道陣の様子をレポート
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ前監督は、日本サッカー協会(JFA)から7日付で解任を通達された。フランス国営放送はロシア・ワールドカップ(W杯)を2カ月後に控えたタイミングでの電撃解任劇を「残酷な追放」と同情。自宅へ取材攻勢をかける日本メディアにも注目している。
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「日本のジャーナリストたちがバヒド・ハリルホジッチ(元リール監督)の外出を待つ」とニュース映像を届けたのは、フランスの国営放送「フランス3」だった。
同局は「次のW杯出場に導いた日本代表から残酷な追放の後、バヒド・ハリルホジッチは日本人プレスから“ハント”されている」と自宅前で元指揮官を待つ報道陣をレポート。一方で、今回の解任劇はフランスで同情されており、JFAの内紛が理由と現地では報じられている。
「間もなく66歳になるバヒド・ハリルホジッチは、残酷にも監督の座から引きずり下ろされた。日本サッカー協会の新会長を巡る紛争が理由だ。このチームの監督として良い結果をもたらしたにもかかわらずだ」
ニュースではこう分析する一方で、ハリルホジッチ監督にとっては2度目の痛手になったことにも触れている。
「W杯開幕わずか2カ月前の痛恨の一撃。この苦い経験はコートジボワールで味わっている。彼は2010年大会の開幕数カ月前にクビになった。この時も、とても優秀な成果をもたらしていた」
かつてリールやパリ・サンジェルマンを率いた指揮官の第二の母国フランスでは、“ハリル同情論”が高まりを見せている。
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