西野体制誕生は“ビッグ3復権”の予兆か 海外メディアが恩恵指摘「チャンスは増えた」
監督の電撃交代は「W杯に向けてはやや遅い」 西野氏の実績についても紹介
日本サッカー協会(JFA)は9日、バヒド・ハリルホジッチ前監督の解任および西野朗技術委員長の監督就任を発表した。ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕を2カ月後に控えたタイミングでの監督交代は、世界各国で衝撃を持って伝えられているが、スポーツ専門テレビ局「ESPN」イギリス版は新たにチームを率いる西野監督を特集。今回の人事で恩恵を受けるのはMF香川真司(ドルトムント)、FW本田圭佑(パチューカ)、FW岡崎慎司(レスター)の3人ではないかとの見立てをしている。
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記事では、W杯アジア最終予選の段階でもハリルホジッチ前監督に解任の噂があったこと、3月のマリ戦(1-1)とウクライナ戦(1-2)の結果と内容によって決断が下されたことなどを明記。同時に、西野新監督について「W杯に向けたタイミングとしては(解任は)やや遅く、西野氏のキャリアもやや過去のものだ。とはいえ、10年前までを見ると、彼は国内で圧倒的なものを残している」と紹介している。
「1996年には日本の五輪代表がロナウド、ロベルト・カルロスら擁するブラジルを1-0で破る“マイアミの奇跡”を演じた。その後は2002年からガンバ大阪の監督に就任、2011年まで率い、日本とアジアの舞台で実力を発揮するクラブに仕立て上げた」
2008年のAFCチャンピオンズリーグ制覇やFIFAクラブW杯でマンチェスター・ユナイテッドと3-5の撃ち合いを演じたことに触れながら、「ここ近年はやや保守的になってきて、少々古い形になっていた」と名古屋グランパスやヴィッセル神戸で結果を残せなかったことも指摘している。
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