なでしこJ、なぜアジア杯日韓戦0-0ドロー? 流血の岩渕と川澄が明かす苦戦の理由
なでしこJの現状、浮き彫りとなった代表チームの問題
後半アディショナルタイムには、ポジションを移した右サイドハーフの位置からペナルティーエリア内に切り込み、左足の枠内シュートが相手GKを脅かした。しかし、流れの中で得点を予感させる場面はその1本くらいで、決定力以前の段階で攻撃力や構成力といった部分に大きく課題を残している。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
アメリカで好調をキープし、2011年女子W杯、12年ロンドン五輪、15年女子W杯と主要国際大会で3連続の決勝進出を果たしたチームで活躍してきた川澄と、初戦のベトナム戦でチームの4得点全てに絡んで攻撃の中心になっている岩渕。世代の違う両者がともに浮かない表情で話し合っており、チーム全体の攻撃に手応えが得られていないことが浮き彫りになっている。
「勝つしかないので、中2日で全員で一つになって向かっていきたい」(川澄)
「次に勝ってワールドカップを決めたい。点を取らないと勝てないので、点を取って勝ちたい」(岩渕)
最終戦オーストラリア戦に向けて意気込む二人のアタッカーには、この韓国戦でチームを覆った停滞ムードを吹き飛ばすプレーとゴールが期待される。それが、来年の女子W杯本大会への出場権確保につながっていく。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page1 page2