英雄デル・ピエロ、古巣ユーベにCLレアル戦逆転の秘策助言「隙があるとすれば…」
第1戦で0-3と完敗も「本命が負けたエピソードは数知れない」と大逆転の可能性に言及
イタリア王者ユベントスはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第1戦でレアル・マドリードに0-3と完敗。準決勝進出は極めて厳しい状況だが、第2戦のアウェーゲームに向けてかつてのエースは「レアルに隙があるとすれば……」と逆転へのアドバイスを送っている。
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衛星放送「スカイ・スポーツ」に登場した元イタリア代表FWでユベントスの「10番」を長らくつけたアレッサンドロ・デル・ピエロ氏は、逆転の秘策について語った。
「まずは自分たちを信じることだ。なぜなら、全てが起こり得るのがサッカーだということを忘れるべきではないから。そして、レアルに隙があるとすれば、無意識の部分だ。知らず知らずのうちに、第1戦の結果に満足感を得てしまっている可能性がある。完璧なゲームをする必要があるが、本命が負けたエピソードは数知れない。特に、試合の立ち上がりにゴールを奪えればね。極めて厳しいが、不可能なことはない」
デル・ピエロ氏は初戦の大量リードでレアルには心の隙が生まれる可能性があるとした。これまで、決勝の一発勝負ではレアルに対して分が悪いユベントスだが、2試合トータルで争われる準決勝までで対戦した場合の成績はかなり優位に立っている。たしかにまだ全てが決まったわけではなく、大逆転の可能性がゼロとは言えない。
キーパーソンの一人であるイタリア代表GKジャンイルジ・ブッフォンについて、デル・ピエロ氏は「ジジ(ブッフォン)は優れた知性を持っているし、何をすればいいかを完全に理解しているはずだよ」と語った。
今季公式戦25得点を挙げているアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは、第1戦でイエローカード二枚を受けて退場しており、勝負の第2戦は出場停止。「10番」不在のなか、ユベントスは奇跡のシナリオを描くことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)