横浜FM山中亮輔、“偽SB”戦術への手応えと使命感 「攻撃の部分で僕が違いを…」 

「まだまだ成長段階。もっとできると思う」

 実際、“偽SB”としての成果も出ている。「中央」に入っていくことで、2月25日の第1節セレッソ大阪戦(1-1)のミドルシュート弾は生まれた。第5節の清水エスパルス戦(1-0)でも、前半11分にMF扇原貴宏がロングフィードに抜け出して絶妙なトラップからクロスを上げてFWウーゴ・ヴィエイラの先制弾を演出したが、これも高いポジション取りが奏功した結果だった。

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 それでも、「まだ監督が求めていることは全然できていない」と自己評価は厳しい。

「僕は結構自由にやらせてもらっているので。ゴールやアシストと少しずつ結果が出てきていますけど、まだまだ成長段階。もっとやらないといけないし、できると思います。攻撃の部分で僕が違いをどんどん出していきたいですね」

 2015年には東アジアカップの予備登録メンバーとしてA代表のリストにも名を連ねた山中。リオ五輪世代屈指のポテンシャルを秘める男が、ポステコグルー監督の下で“完全開花”の時を迎えようとしている。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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