ハリル解任は「衝撃的な動き」 “青天の霹靂”の人事に海外メディアも驚愕

ハリル監督の解任に海外メディアも驚愕【写真:田口有史】
ハリル監督の解任に海外メディアも驚愕【写真:田口有史】

W杯まで約2カ月の段階での解任は「驚くべきこと」 後任の西野氏についても言及

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長は9日、バヒド・ハリルホジッチ監督の解任と西野朗技術委員長の監督就任を発表。ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕を約2カ月前にしての解任劇については各国で報じられているが、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版で「衝撃的な動きが発生した」と伝えている。

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「日本サッカー協会(JFA)は、月曜日午後の記者会見での衝撃的な動きで、ハリルホジッチ監督を解任し、技術委員長を務めていたアキラ・ニシノに後任を譲ったと発表した」

 同局の記事でも、ハリルホジッチ解任は大きな驚きを持って伝えられていた。同時に触れられているのは、ここ最近の日本代表の戦いぶりだ。

「最近の日本の成果ははるかに上回るものではなかったが、ハリルホジッチを解任する決断は、W杯までの期間がどれだけ近いかを考えれば驚くべきことだ。予選終了後、サムライブルーは直近10試合のうち、わずか3勝だった。10戦のうち二つはEAFF E-1選手権で、勝利がほぼ堅かった韓国と中国戦で、韓国戦での1-4の惨敗を喫した」

「ブラジル戦やベルギー戦での敗北は理解できた」と昨年11月に行われた世界トップレベルとの欧州遠征2連戦の負けに関しては許容範囲として見ているものの、ここ最近の芳しくない成績が解任の引き金になったとしている。

 また、記事では後任監督を務める西野氏の実績についても明記。「元日本代表のニシノは、J1リーグ優勝、AFCチャンピオンズリーグ、二度の天皇杯、Jリーグカップ(ルヴァンカップ)で優勝したガンバ大阪で有名になった」と紹介している。

 とはいえ各国メディアと同じく、青天の霹靂の人事だったことは間違いない。日本サッカー協会が下した急転直下の決断は、世界中に驚きを持たれている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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