ジダン監督の“意外采配”に疑問の声 スーパーボレー弾のロナウドを途中交代
アトレチコ戦、レアルFWロナウドが先制点 同点後にロナウドを下げてベンゼマ投入
レアル・マドリードは現地時間8日に行われた第31節アトレチコ・マドリードとのダービーマッチに臨み、1-1のドローに終わった。レアルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがスーパーボレーで先制弾を奪ったものの、後半途中でベンチへと下がった。スペイン紙「AS」や「マルカ」によると、このジネディーヌ・ジダン監督の采配について指揮官と主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが触れている。
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順位的には2位アトレチコと4位レアルのスペイン首都決戦、均衡を破ったのはやはりロナウドだった。ブラジル代表DFマルセロを起点にウェールズ代表FWガレス・ベイルが左サイドを突破して高弾道のクロスを供給。これにファーサイドで待ち受けたロナウドがボールの落ち際をしっかりと叩き、ゴール右隅を打ち抜いた。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ユベントス戦でのオーバーヘッドシュートに続くファインゴールに、本拠地サンチャゴ・ベルナベウは大いに沸いた。しかしその4分後には相手エースFWアントワーヌ・グリーズマンが同点ゴールを奪い返す展開になった。同19分にジダン監督が意外な行動を取る。ロナウドをベンチに下げ、元フランス代表FWカリム・ベンゼマを投入したのだ。
この交代策は結局実らず1-1ドローとなり、レアルは勝ち点3確保とはならなかった。勝利すれば3位浮上ならびにアトレチコとの勝ち点差を1に詰めることができただけに、現地メディアでは采配に疑問の声も上がっている。
しかし、ジダン監督は「多くの試合がある。時には彼にも休息が必要だ。クリスティアーノはクリスティアーノで、彼はシーズンを過ごせば、年間50ゴールを挙げられるからね」と意に介さないコメントを出した。