日本は「忍耐を持ち合わせなかった」 伊紙もW杯2カ月前のハリル電撃解任に衝撃
このタイミングでの更迭劇に驚き 「解任決定に2試合の親善試合での失望しか…」
日本サッカー協会(JFA)は9日に記者会見を開き、7日付でバヒド・ハリルホジッチ監督を解任したことを明らかにしたが、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」もロシア・ワールドカップ(W杯)が間近に迫るこのタイミングでの更迭劇を、「日本、ハリルホジッチを放り出す」と驚きを持って報じている。
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同紙はハリルホジッチ氏の解任について、「ロシア・ワールドカップ2018で最初の解任劇であり、大会キックオフのホイッスルが鳴るまで2カ月しかない。ハリルホジッチは、4年前に世界中の新聞で一面を独占した男だ。1次リーグで(ファビオ・)カペッロのロシアを敗退に追い込み、ベスト16までアルジェリアを導いてワールドカップを優勝することになるドイツとギリギリの勝負を演じた」と紹介した。
そしてJFAについて「忍耐がない」と断じた。
「日本サッカー協会は忍耐を持ち合わせなかった。解任を決めるのに、2試合の親善試合での失望しか必要としなかった」
JFAの田嶋幸三会長は、3月のマリ戦、ウクライナ戦の結果(1分1敗)のみが決定要因ではないと話したが、少なくとも国際的には、日本はW杯本大会出場に導いた監督を、親善試合2試合の結果で解任する国であると映っているようだ。
こうして瞬く間のうちに世界中へと広まっていく電撃解任のニュースは、W杯終了後に外国人監督を招聘するとなった際には、弊害となる可能性すら秘めている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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