日本の監督交代劇、韓国紙「ショック療法」 日本人監督誕生「最良の答え」と評価
ハリルホジッチ監督の後任に西野氏、「試行錯誤を最小限に抑えることができる」
日本サッカー協会(JFA)は9日、JFAハウスで記者会見を行い、日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督の解任を発表し、西野朗技術委員長の後任監督就任を発表した。ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕が2カ月後に迫り、「短い期間のなかでショック療法」と韓国メディア「スポータルコリア」が報じている。
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JFAの田嶋幸三会長は「7日にパリのホテルで会った」と明かし、ハリルホジッチ監督と面談し、契約解除を直接通達したという。後任に指名された西野氏は、日本代表監督初就任となる。
韓国メディア「スポータルコリア」は、電撃的な監督交代劇を「ショック療法」と表現。「本番まで2カ月しか残っていない時点で、国内派が最良の答えだった。日本選手の一人ひとりの特徴はもちろん、チームスタイルに精通している。W杯への準備を進めるにあたり、試行錯誤を最小限に抑えることができる」と指摘している。
「西野氏の就任により、日本の良さであるショートパスを軸としたスタイルに回帰すると思われる」と今後の展開を予想。西野氏が国際舞台で結果を残している点にも触れ、「1996年のアトランタ五輪でブラジルを1-0で下し、『マイアミの奇跡』を導いた」と手腕を評価している。
西野氏は1996年アトランタ五輪代表を率い、初戦でブラジルに1-0と勝利する「マイアミの奇跡」を起こした。その後は柏レイソル、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、名古屋グランパスの監督を歴任し、G大阪監督時代には攻撃的なサッカーでJリーグ優勝、AFCチャンピオンズリーグ制覇を果たしている。
今回の“ショック療法”で、日本代表はどのような変貌を遂げるのか。韓国も興味を持って見ているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)