浦和黄金期を築いた中村GM、「今月中」の新監督招聘を明言 大型補強の可能性も示唆

「戦力は今もいるが、それ以上のものと考えていく」

 中村GMは、7日のベガルタ仙台戦(1-0)が3万人を切る入場者数(2万8984人)だったことにも触れ、中期的なビジョンについても選手補強の方向性を含めて話した。

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「昨日の観客数を見ても、今は魅力がないということ。強くて魅力のあるチームを作らないといけないし、今スタジアムに来ていない方がすぐに戻ってくるものでもない。戦力は今もいるが、それ以上のものと考えていく。選手は満足させてはいけない。競争させる選手の獲得も必要だし、育成との連携も、まずはしっかりと見た上で改善していきたい」

 前回に強化に携わっていた時期には、MF阿部勇樹やMF三都主アレサンドロ、MF小野伸二といった日本代表クラスの選手を次々に獲得し、ブラジル人MFロブソン・ポンテや同FWワシントンといったハイレベルな外国籍選手を獲得。日本代表にも多数の選手を輩出したクラブは、タイトル争いが当たり前となり、多くの観客でスタジアムが埋まった。そのことで、投資した移籍金や年俸を回収してきた。

 中村GMの発言は、そうした“攻撃的な”強化姿勢への回帰も予感させる。まずは新監督人事が注目の的になるが、その後の夏のマーケットや来季に向けての動きのなかでも、真の意味での大型補強が行われる可能性も十分にあると言えそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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