W杯へ暗雲、ハリル監督の手腕を米メディア疑問視 「理想形を知らないように見える」
ハリルジャパンの迷走ぶりを指摘 「日本はスタイルを失いつつある」
バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、3月のベルギー遠征でマリと1-1ドロー、ウクライナに1-2と敗れた。6月のロシア・ワールドカップ(W杯)に向けて暗雲が漂うなか、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が日本代表を特集。ハリル監督の手腕を疑問視しつつ、「理想形を知らないように見える」と指摘している。
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本大会開幕まで残り3カ月を切ったなかで、日本代表はW杯で対戦するセネガルとポーランドを想定し、ベルギー遠征で仮想マッチを2試合実施。アフリカ勢の相手として選んだマリには個人技で翻弄される場面も目立ち、終了間際にFW中島翔哉(ポルティモネンセ)が代表デビュー戦で初ゴールを叩き込み、辛うじて1-1ドローに持ち込んだ。一方のウクライナ戦ではオウンゴールで先制点を献上し、DF槙野智章(浦和レッズ)のヘディング弾で同点に追いつくも、後半に決勝点を許して1-2と敗れている。
「ワールドカップが近づくにつれて日本はスタイルを失いつつある」と日本代表を取り上げたのは、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」だ。3月シリーズについて「軌道に乗るチャンスだった」と触れたが、結果は1分1敗で様々な課題が噴出。「2015年の就任以降、ハリルホジッチは、ポゼッションベースの日本をカウンター型にしようと追求しているが、上手くいっていない」と見ている。
同記事では「日本のファンやメディアは依然として疑問視している」とハリル監督の手腕について触れ、「日本はボールを動かすことができるが、(相手の)強力な守備に対して最後の3分の1のエリアでアイデアが不足している」「コンパクトさがほとんどなかった」など、攻守両面の課題も挙げている。