19年女子W杯出場を懸けた戦いが開幕! なでしこJのアジアカップ注目選手は?

ベテラン揃いの最終ラインは20歳の市瀬に期待

 ベテラン揃いの最終ラインでは、U-17、U-20で高倉麻子監督とともに戦ったDF市瀬菜々(マイナビベガルタ仙台レディース)か。仙台Lでは現在もボランチとしてプレーし、その展開力は大きな武器だ。常盤木学園高のボランチから、代表のセンターバックへというルートは、キャプテンを務めるDF熊谷紗希(リヨン)と同じだ。

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 熊谷をはじめ、DF鮫島彩(INAC)、DF有吉佐織(日テレ)とベテラン揃いのディフェンス陣。「『強く行くところは強く行け』とか、ラインの上げ下げだったりとか、いろいろとアドバイスしてくれますが、それは自分でも修正していかなければいかないところ」と市瀬は話す。

 下小鶴綾(現・尚美学園大女子サッカー部コーチ)も、所属クラブと代表で市瀬の先輩。後輩には「彼女はもっと自信を持って、周りに声をかけていくくらいでいい。できる選手なんだから」とエールを送る。チーム最年少でセンターバックを任され、アテネ五輪出場を勝ち獲った下小鶴同様の大仕事を、20歳の市瀬にも期待したい。

(西森 彰 / Akira Nishimori)



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