“新生”浦和、初陣で先発総入れ替え 大槻暫定監督が示した「三つの選考基準」とは?

監督交代で「同じ人が良い評価を受けるかは分からない」

 実際に大槻監督は「おとといの朝10時からミーティングしてトレーニング、そこに12人がいた。選手は監督が代わって目の色を変えてプレーして、そのトレーニングの質が高かったので、その選手たちを使いたいと思った。この試合を(浦和に)残っている選手たちが見て何を感じるか。その気持ち、気持ちで片付けてはいけないけど、意欲がリーグにつながってほしい。だから、今日は絶対に良い試合をしたかった」と話し、まずは自身の目でチェックする時間を取れた選手たちをピッチに送り出し、それがリーグ戦への相乗効果を生むことに狙いを持っている。

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 その上で、大槻監督が話した三つの基準のうち、後者二つはこのゲームに限らないものであるはずだ。

 実際に「監督が代わって、次に誰が来るかは知らないですけど、前の基準とは違う人がやるわけだから、同じ人が良い評価を受けるかは分からない。僕は良い選手の基準をチームに貢献できること。足が速いとか点が取れるとかありますけど、雰囲気を作れたり振る舞いができたり、しっかりしたことができるのが良い選手。今日は非常に良い雰囲気だったし、それが続けばいい」と言及している。

 ルヴァン杯の規定で21歳以下の選手が一人以上はスタメンに含まれなければいけないが、ユースから昇格1年目のDF橋岡大樹とMF荻原拓也が二人とも名を連ねた。中盤では明治大学から新加入のMF柴戸海が公式戦デビューを果たし、GKは浦和で公式戦初出場となった福島春樹だった。その結果として、スタメンの平均年齢は24.82歳と、磐田戦の29.00歳から大幅に若返った。38歳の最年長DF平川忠亮が加わったベンチ入り18名の平均でも27.94歳から26.83歳へと数字を下げている。

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