仙台の生え抜きDFが衝撃の復活劇 豪快ボレー&プロ初の2ゴールに同僚感嘆「凄すぎ」
蜂須賀が右膝半月板損傷を乗り越え4カ月ぶりの公式戦出場 2得点の活躍に野津田脱帽
J1ベガルタ仙台は4日、ルヴァンカップ・グループステージ第3節でFC東京と対戦。本拠地で3-0の快勝を飾ったが、右膝半月板の損傷の大怪我を克服した生え抜きDFが復帰戦で2ゴールを挙げ、チームメイトも「凄すぎ。。」と驚きの声を上げている。
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FC東京戦のメンバー表には、スタメンで唯一今季公式戦初出場となる「4 蜂須賀孝治」の名前があった。27歳のDFは、昨季最終節のヴァンフォーレ甲府戦(0-1)のウォーミングアップ中に右膝を負傷。昨年12月15日に手術を受け、全治15週間の診断が下った。地道なリハビリを乗り越え、3月31日のリーグ第5節V・ファーレン長崎戦(1-0)で今季初のベンチ入りを果たし、この日のFC東京戦で昨年11月26日のリーグ第33節横浜F・マリノス戦(2-2)以来4カ月ぶりとなるピッチに立った。
試合は前半28分に新人FWジャーメイン良が先制点を決めると、同42分に蜂須賀に見せ場がやって来る。左サイドのFW中野嘉大が逆サイドに展開すると、ペナルティーエリア内右でフリーとなっていた蜂須賀が走り込んで右足を一閃。FC東京のGK林彰洋の足元を抜いて鮮やかにゴールネットを揺らした。
両手を広げて喜ぶ蜂須賀のドラマはここで終わらない。敵陣に攻め込んだ後半23分には、相手のクリアが甘くなったところを、ペナルティーアーク付近から左足でダイレクトボレーを放ち、急激にホップするような弾道の一撃を突き刺して勝負を決めた。
後半28分までプレーし、勝利の立役者となった蜂須賀。プロ6年目で公式戦のゴールは2015年のナビスコカップ(現ルヴァンカップ)の1点のみで、プロ初の1試合2得点をベンチで見守った同僚のMF野津田岳人は試合後に自身のツイッターで、「ナイス勝利! ハチくん復帰戦で2ゴール!! 凄すぎ。。」と衝撃の復帰を称えた。
大怪我を乗り越えた生え抜きDFの逆襲がここから始まる。